更新日：2025年5月23日

浜松市教育文化奨励賞令和6年度受賞者

 令和6年度の受賞者は、以下の方々に決定いたしました。（プロフィール等の情報は令和6年12月20日現在のものです）

地域文化賞

浜松市の文化芸術又は社会教育の振興及び向上に優れた業績を挙げるもの

• （団体）浜松少年少女合唱団、宮口まちおこしの会
• （個人）石川隆久、大谷隆穂

浜松ゆかりの芸術家

令和6年度においては、「浜松ゆかりの芸術家」の選考はございません。（次回は令和7年度に選考いたします。（2年に1回））

受賞者・団体紹介地域文化賞

 （団体）浜松少年少女合唱団

小学校1年生から高校3年生までの団員で構成される同団では、「澄んだ響きと鋭い感性を磨きながら、合唱を通して音楽の美しさを味わい、楽しい雰囲気の中で豊かな人間性と美しい心を養う」ことを目的とし、定期演奏会の開催、県民合唱祭、市民合唱祭への参加等、地域に根付いた音楽活動を展開している。市内での活動にとどまらず、全国規模のコーラスフェスティバルへの継続的な参加や、国際流活動として、ドイツ公演や国際コーラスフェスティバルにおける海外合唱団体との交流等、市外へ向けた活動も積極的に行っている設立から27年にも亘る活動は、市内における音楽人材の育成、音楽文化の振興に大きく寄与している。来年度以降も公演が予定されており、今後一層の音楽文化振興への貢献が期待される。

 （団体）宮口まちおこしの会

宮口地域の歴史調査を行い、パンフレット等にまとめることで、地域文化の情報発信を行うとともに、宮口地域の遺産を見て回る「宮口再発見の旅ウォーク」を開催する等、地域文化の伝承に大きく貢献している。また、宮口の歴史を将来に残し伝えることを目的とし、地域住民を対象とした勉強会や講演会を、年間を通じて開催している。また、浜松市立麁玉小学校においては、6年生を対象に宮口地域の歴史遺産を学ぶ出前講座を行っており、社会教育の振興に大きく貢献している。設立から29年に亘る活動は地域振興に大きく寄与しているとともに、長年継続して実施されている各種活動を踏まえると、今後の地域文化伝承への貢献が大きく期待される。

 （個人）石川隆久

細江文化協会の副会長及び会長を歴任し、細江文化協会において「芸能発表会」や「展示発表会」を開催した際には、強いリーダーシップを発揮し、各部への働きかけを行うとともに、地域の学校、幼稚園、自治会や商工会等にも広く働きかけることで、地域一体を巻き込んだイベントの開催に貢献した。現在は事務局長を務め、地域住民のサークル活動を支援しており、今後一層の地域文化振興への貢献が期待される細江文化協会の写真部にて培われた技術を活かし、旧細江町において、町の広報誌である「広報ほそえ」の広報協力員を務め、町の行事やイベント、史跡や文化財等の取材撮影を行い、町政要覧や広報誌へ、写真や記事の提供を行った。情報の提供に加え、広報誌の編集にも携わり、地域文化に関する情報発信にも貢献をした。

 （個人）大谷隆穂（号：大谷青嵐）

浜松市内において、小学生から高齢者まで、幅広い年齢層の生徒を持ち、長年にわたり書道の指導を行っている。2008年から2023年までの期間においては、浜松市立葵が丘小学校及び浜松市立瑞穂小学校へ出向き、各校6年生全員を対象に、書道の指導及び漢字の成り立ちの教示を行う等、書道を通じた市内の人材育成に大きく貢献している。現在も約50人の生徒を持ち、書道の指導を行っており、今後一層の地域文化振興への貢献が期待される。過去に3度、日展に入選する等、書道家として優れた業績を挙げるとともに、大谷氏の作品は、井伊谷宮や浜松市立開成中学校等、市内各所に設置されており、篆刻家としての活動も非常に評価が高いものである。

 

→浜松市教育文化奨励賞について

→過去の受賞者・受賞団体

→音楽・芸術文化の振興について